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JPY
Abstract
オートファジーはユビキチン・プロテアソーム系とならぶ蛋白質分解系であるとともに,細胞質リパーゼと並立する脂質エステルの分解系でもあり,細胞の脂質代謝に深く関わる.とくに脂質代謝のハブである脂肪滴とオートファジーはさまざまな形で関係する.脂肪滴はオートファジーによって分解される基質となるだけでなく,オートファジーによるオルガネラの分解で生じた脂肪酸から合成される脂質エステルを蓄える場であり,オートファゴソーム膜形成に必要な脂質の供給源ともなる.脂肪滴と隔離膜・オートファゴソームは近接して存在することが多く,両者に関係する複数の蛋白質も存在する.細胞の状態に応じて,これらの多様な脂肪滴とオートファゴソームの関係性のいずれが前面にでてくると考えられる.本稿では両者の関係をできるかぎり整理して示し,未解明のまま残されている問題について考察した.
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/content/article/0039-2359/272090/789