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JPY
Abstract
オートファゴソームの電子顕微鏡観察は今日においても有用な解析法であるが,通常の二次元レベルの1 枚の電子顕微鏡観察では,オートファゴソームではない構造物をオートファゴソームと見誤る場合もありうる.さらに,隔離膜とオートファゴソームの区別,さらにはオートファゴソーム膜の由来の検討も困難である.電子顕微鏡レベルの三次元構造の可視化はオートファゴソームの同定およびその膜の由来の解明にきわめて有用であり,実際に連続切片観察や電子線トモグラフィ法が利用されてきた.近年では,走査型電子顕微鏡(SEM)を用いて透過型電子顕微鏡(TEM)観察に近い像の取得が可能となり,三次元電子顕微鏡法は大きな広がりをみせており,利用頻度は高まっている.本稿では,オートファゴソームの観察における三次元電子顕微鏡法の重要性と,さまざまな三次元電子顕微鏡法の原理と用途について概説するとともに,オートファゴソームを観察するにあたっての今後の課題についても触れたい.
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/content/article/0039-2359/272090/934