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飢餓代謝におけるオートファジーの役割の解明へむけて─メタボローム解析によるアプローチ
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JPY
Abstract
顕微鏡観察によるオートファゴソームの発見と,それを捉えた美しい画像は,見る者にこの細胞内小器官が飢餓時の細胞のエネルギー代謝に必須であると印象づける.しかし,栄養欠乏に対して細胞は迅速な応答システムをいくつも有しており,オートファジーの時間的,質的,量的な飢餓代謝に果たす役割には解明の余地がある.すなわち,典型的なマクロオートファジーからはどれくらいのアミノ酸,核酸,脂質が供給されているのであろうか.栄養飢餓に応答した転写/翻訳調節,ユビキチン-プロテアソーム系を介した代謝調節とどのように協働しているのであろうか.さらに異なる代謝要求性を示す細胞種間では,オートファジーからの栄養供給依存性に,どれほどの差異があるのであろうか.発展著しい先端的なメタボローム解析系を用いて,飢餓代謝におけるオートファジーの役割を,経路横断的に,かつ定量的に評価することが喫緊の課題であると考え,本稿ではその可能性を論じたい.
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