No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
生物に学ぶ生体適合材料─生体系の水の構造から学ぶ生体適合材料の設計
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
高付加価値な医療製品開発には,その構成部材の元になる生体適合材料が必要である.医療製品を構成する材料が患者の組織や血液などの生体成分に接触すると,生体成分中のタンパク質や細胞が吸着・接着する.その前に,生体の最大成分である水分子が材料表面に吸着する.その結果,材料は乾燥状態から水和状態に変化する.生体系に目を向けると,生体分子は乾燥状態では機能がなく,水分子と共存し水和することで多彩な機能を発揮している.つまり,人工材料からなる医療製品と生体分子からなる生体は,水和した環境で目的の機能を果たしている.近年,水和した生体分子に形成される水の状態と医療製品に適用実績のある生体適合人工材料に形成される水の状態を解析したところ,両者の“共通点”ともいえる特定の水の構造・運動性が明らかになってきた.本稿では,生体系の水の状態に学んだ生体適合人工材料の設計と製品化について述べる.
Full text loading...
/content/article/0039-2359/275080/918