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JPY
Abstract
インスリン治療は糖尿病治療において大きな主軸であるものの,いまだ患者にとってインスリン注射導入に対するハードルは高く,負担は大きい.患者の負担を軽減しつつ,血糖コントロールの改善と糖尿病合併症の予防を図ることができるインスリン治療が求められ,新しいインスリン製剤やデバイスの開発が期待されている.近年,発売されている基礎インスリン/GLP-1 受容体作動薬の配合剤は2 種類の薬剤を同時に投与することでそれぞれの特性を生かした相乗効果が期待できる薬剤であり,単なる配合剤の域を出た新しい糖尿病治療薬といえる.また,より作用発現時間が早く,切れのよい新たな超速効型インスリンは,既存の超速効型インスリンに対する優越性は確認されていないものの,今後われわれが臨床において使用経験を重ねていくことが重要である.さらに,治験段階である週1 回持効型インスリン製剤(insulin icodec)が使用可能となれば,これまでさまざまな理由でインスリン導入が困難であった血糖コントロール不良の患者に対しても治療が適用されるため,その期待は大変大きい.
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/content/article/0039-2359/276050/521