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IAPの医薬品開発─IAPアンタゴニストとSNIPER
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JPY
Abstract
IAP(inhibitor of apoptosis protein)は細胞死シグナルとNF-κB シグナルを制御する.IAP の機能を阻害するIAP アンタゴニストは,がん細胞では細胞死の抑制を解除して細胞死を増強し,免疫細胞ではNF-κB シグナルを活性化することにより抗がん免疫応答を増強する.これらの知見をもとにIAP アンタゴニストと免疫チェックポイント阻害薬の併用による臨床試験が行われている.また,IAP アンタゴニストを利用して標的タンパク質を分解するtargeted protein degradation への応用も進んでいる.PROTAC(proteolysis targetingchimera)の一種であるSNIPER(specific and nongenetic IAP-dependent protein eraser)は,IAP アンタゴニストと標的リガンドをリンカーでつないだキメラ化合物で,標的タンパク質を選択的にユビキチン化しプロテアソームで分解する.SNIPER/PROTAC では,標的リガンドを置換することにより任意の標的タンパク質を分解するキメラ化合物を合理的に開発できるため,新しい創薬モダリティーとして注目されている.
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