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JPY
Abstract
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックがはじまって約3 年.当初,子どもの感染は少なかったが次第に増え,オミクロン株の台頭が拍車をかけた.それに伴い重症例,死亡例も報告されるようになり,また臨床的な特徴が変わり,神経学的合併症が問題となっている.ハイリスク児の重症化を阻止する抗ウイルス薬として,12 歳以上・40 kg 以上であればニルマトレルビル/リトナビルの経口投与が可能であるが,それより年少ではレムデシビル点滴静注を行う.ワクチンの有効性・安全性のデータが蓄積され,対象年齢が生後6 カ月まで下がったが,年齢によって製剤,希釈法,接種量,接種部位などが異なるため誤接種しない工夫が求められる.パンデミック下での生活の変化で種々の感染症の発生が減少したが,その反動でRS ウイルスが大流行し,今後,インフルエンザとのツインデミックも危惧されている.コロナ禍の子どもには間接的な心身の健康被害が問題となっており,子どもを包括的に守るよう取り組むべきである.
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/content/article/0039-2359/284040/261