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軽症,中等症COPDにおけるチオトロピウム吸入剤とツロブテロール貼付剤使用効果比較
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JPY
Abstract
安定期 COPD の管理薬として,長時間作用型吸入抗コリン薬や長時間作用型β2刺激薬の使用がガイドラインで推奨されている。今回,軽症 24 例,中等症 30 例計 54 例に対する臭化チオトロピウム水和物製剤(以下,チオトロピウム)およびツロブテロール貼付剤(以下,ツロブテロール)の肺機能および臨床効果を評価した。中等症症例においては,両剤ともに息切れ,ピークフロー値の有意な改善が認められた。肺機能に関しては,チオトロピウム(スピリーバ)使用群において有意な改善を示したが,ツロブテロール(ホクナリンテープ)使用群においては有意な改善は認められなかった。軽症症例においては,チオトロピウム使用群で肺機能,息切れ,ピークフロー値の有意な改善がみられたが,ツロブテロール使用群においては有意な変化は認められなかった。チオトロピウムはツロブテロールに比較し,肺機能および臨床症状に対し高い効果を示した。チオトロピウムは軽症から COPD 治療の第一選択薬として使用を考慮できると考えられた。
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/content/article/0289-8020/28110/2259