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6. 下部食道柵状血管とBarrett食道の臨床診断
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JPY
Abstract
[欧米における食道胃接合部(esophago ?gastric junction:EGJ)の基準には厳密さが欠け,わが国との比較が困難である。食道切除を行った42 例について下部食道柵状血管(lower esophageal palisade vessels:LEPV),扁平上皮円柱上皮境界の位置,円柱上皮食道(columnar lined esophagus:CLE)の頻度などを術前後で検討したところ,内視鏡では59.5%にCLEを認め,切除標本では95.2%で認めた。CLEの最大幅は平均で5.6mm,食道横軸との比では1.5mmと狭く,その内部に腸上皮化生を認めなかった。LEPV下端は合理的なEGJの判定基準であるが,腺癌の発生母地という意味でBar rett 食道という用語を用いる場合,5mm以下のCLEをその範疇から除くことなども一つの臨床的対応策と考えられる。, 欧米における食道胃接合部(esophago ?gastric junction:EGJ)の基準には厳密さが欠け,わが国との比較が困難である。食道切除を行った42 例について下部食道柵状血管(lower esophageal palisade vessels:LEPV),扁平上皮円柱上皮境界の位置,円柱上皮食道(columnar lined esophagus:CLE)の頻度などを術前後で検討したところ,内視鏡では59.5%にCLEを認め,切除標本では95.2%で認めた。CLEの最大幅は平均で5.6mm,食道横軸との比では1.5mmと狭く,その内部に腸上皮化生を認めなかった。LEPV下端は合理的なEGJの判定基準であるが,腺癌の発生母地という意味でBar rett 食道という用語を用いる場合,5mm以下のCLEをその範疇から除くことなども一つの臨床的対応策と考えられる。]
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