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8. 低用量アスピリンは胃食道逆流症のリスクファクターか?
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JPY
Abstract
低用量アスピリン(ASP)の食道粘膜障害への関与は,不明な点が多い。本研究は,ASP投与による食道粘膜への影響と,酸分泌との関連を明らかにする目的で行われた。7 日間のASP投与により,45.6%の症例で胃食道逆流症(GERD)の発症を認めた。プロトンポンプ阻害薬(PPI)併用時における24 時間胃内pHは,GERD grade A群で1.5(1.1 〜 1.9),非GERD群で5.6(0.8 〜 8.4)と重症度により有意に異なり,腹部症状の出現も,胃内pH値に相関した。ASPは胃内pH値に依存して他の消化管粘膜と同様に食道粘膜障害や腹部症状を引き起こすことから,ASPを内服する高リスク例では,酸分泌抑制薬の併用を考慮すべきである。
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/content/article/0289-8020/31040/526