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基礎の部 ● 演題 5Paclitaxel による NADPH Oxidase 系を介したROS 産生亢進へのニコランジルの影響
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JPY
Abstract
第 22 回の研究会で,薬剤溶出性ステント(drug eluting stent:DES)で用いられる,paclitaxel(PTX)あるいは sirolimus(SRL)は,活性酸素種(ROS)を介して塩化鉄による血栓形成を促進したこと,そこにニコランジルを投与すると,SRL による血栓形成時間を有意に延長させたが,PTX による血栓形成時間を有意に延長しなかったことを報告した1)。また,東京大学の Ota らは,シロスタゾールを加えると,SRLによる血管内皮細胞の老化(senescence)が濃度依存性に抑制されたが,PTX に対しては効果を示さなかったと報告している2)。これらの結果から PTX と SRL では ROS 産生の機序に差異がある可能性が示唆された。そこで今回,われわれは塩化鉄処理 in vivo 血栓モデルを用いて,PTX による NADPH oxidase系を介した ROS 産生の機序と,その血栓形成促進に対する NF-κB 阻害薬 SN-50,NADPHoxidase 阻害薬アポシニン,およびニコランジルの影響を検討した。
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/content/article/0289-8020/32030/270