No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
メタボリックシンドローム合併高血圧の治療におけるARBの選択-インスリン抵抗性を指標とした各薬剤の作用の違い-
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
内臓脂肪型肥満・インスリン抵抗性を基盤としたメタボリックシンドローム(MetS)の病態は心血管疾患の発症リスクであることが,わが国の端野・壮瞥町研究をはじめ多くの疫学研究から明らかにされている。また,MetS を構成する因子のなかで,血圧高値は最も高頻度に認められる危険因子であり,MetSの病態から最初に発症しやすい合併症が高血圧症である。こうした背景のもと,高血圧治療ガイドライン2009(JSH2009)1) ではMetS 合併高血圧の治療において厳格な降圧目標値を設定するとともに,インスリン抵抗性改善作用のあるACE(angiotensin converting enzyme)阻害薬,ARB(AT1 receptor blocker)を第一選択薬として推奨している。ARBはレニン・アンジオテンシン系(RAS)の亢進を抑制し,クラスエフェクトとしてインスリン抵抗性を改善させることが広く知られているが,その程度についてはARB間により報告が異なる。そこで,本稿ではMetSを合併した高血圧患者の管理の観点から,ARB間でどの程度インスリン抵抗性改善作用に違いがあるのかについて検証を行った。
Full text loading...
/content/article/0289-8020/32030/341