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家庭血圧測定を用いた低用量エプレレノン(25mg/日)の有用性に関する検討
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JPY
Abstract
アルドステロンは腎臓の遠位尿細管および集合管に作用し,循環血漿量の調節を介して昇圧を引き起こすことが知られている1)。近年,アルドステロンが心臓や血管,脳に作用し,直接昇圧や臓器障害を引き起こすこと2)や,治療抵抗性高血圧にも一部関与すること3)が報告された。そのため,臓器障害や適切な降圧治療の観点からアルドステロン受容体拮抗薬が重要であると考えられる。これまでの多数の研究より選択的アルドステロン受容体拮抗薬エプレレノンの有用性が報告されている。しかしながら,先行研究のほとんどがエプレレノン50 ~ 100mg/ 日の有用性について検討したものであり4 ~ 6),25mg/ 日の低用量エプレレノンの有効性に関する検討は限られている7, 8)。さらに,家庭血圧測定を用いた検討も限られている8, 9)。家庭血圧測定は白衣効果を回避することが可能であり,再現性が良好であるため,降圧薬の薬効評価に最適とされる10, 11)。われわれは以前,スピロノラクトン12.5mg/ 日からエプレレノン25mg/ 日に切り替えが行われた患者を対象に,両薬剤の有効性を比較した。そして早朝血圧管理において,両薬剤の有効性に差がないことを報告している8)。本研究の目的は,エプレレノン25mg/ 日が追加処方された早朝血圧の降圧が不十分な本態性高血圧患者において,家庭血圧測定を用いてエプレレノン25mg/ 日の有用性を評価することである。
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/content/article/0289-8020/32030/357