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糖尿病合併高血圧患者において,オルメサルタンとアゼルニジピンの併用症例からオルメサルタン/アゼルニジピン配合錠への切替えが,血圧と腎機能および服薬アドヒアランスに及ぼす影響
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JPY
Abstract
降圧薬で国内において最も処方が多いアンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB)とカルシウム拮抗薬(CCB)の配合錠が各種上市された。糖尿病合併高血圧患者において,オルメサルタンメドキソミル(以下オルメサルタン)とアゼルニジピンを併用している患者16 例から,オルメサルタン/ アゼルニジピン配合錠への切替えが,血圧と腎機能および服薬アドヒアランスに及ぼす影響について検討した。収縮期血圧は切替え前145.1±17.6mmHgから切替え後131.1±14.2 mmHg と有意に下降(p <0.001),拡張期血圧も80.2±7.0mmHgから72.4±8.4 mmHg と有意に下降(p < 0.001),尿中アルブミン(Alb/Cr) は644.3±843.8mg/g・Cr から398.3±753.7 mg/g・Cr と有意な減少を認めた(p<0.05)。患者に対するアンケートでは,1週間の飲み忘れが切替え前の段階で1例(6.3%)であった。配合薬への変更後,飲み忘れの患者はいなくなった。配合薬に切替え後,内服薬の種類が減ったと感じた患者は5 例(31.3%),薬代が安くなったと感じた患者は3 例 (18.8%)であった。ARB/CCB配合薬に変更したことで,長期的な効果として,服薬アドヒアランスの改善や医療費を抑制することが期待できると示唆され,高血圧治療を行うにあたり,配合薬は目標血圧を達成させ,臓器保護に大きな役割を果たす要因の一つと考えられる。オルメサルタン/アゼルニジピン配合薬はその期待に答えられる薬剤であることが示唆された。
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/content/article/0289-8020/33040/547