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パーキンソン病の振戦と抑うつ症状に対するプラミペキソールの効果―徐放錠と速放錠の第 I I I 相試験のサブ解析―
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JPY
Abstract
プラミペキソール徐放(PPX-ER)錠とプラミペキソール速放(PPX-IR)錠の運動症状および非運動症状に及ぼす効果を比較する目的で,日本人 PD 患者を対象として実施したランダム化二重盲検比較試験(第 I I I 相試験)の事後解析を行った。調査項目は UPDRS part I および I I I スコアである。両剤は UPDRS part I サブスケールのうち,抑うつ状態(項目 3)および意欲/自発性(項目4)スコアを有意に低下させ,その低下率は両剤で有意差なく,ベースラインに比べて投与 12週目で 61.9~69.2%であった。運動症状に対する効果は,Temperli らの方法に従い,UPDRSpart I I I スコアを四つに区分して検討した。両剤は振戦,固縮,動作緩慢,体軸徴候を有意に低下させ,なかでも振戦スコアの改善率が大きかった(PPX-ER 錠-55.7%,PPX-IR 錠-49.5%)。以上,両剤は PD 患者の運動症状だけでなく,非運動症状の中の抑うつ症状に対しても有効な薬剤であった。また,PPX-ER 錠の効果は PPXIR錠と同等であった。
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/content/article/0289-8020/33060/917