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総合病院精神科でのメラトニン受容体作動薬ラメルテオンの使用経験―好適症例に関する検討―
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JPY
Abstract
ラメルテオンは初めてのメラトニン受容体アゴニストとして開発され,不眠症治療薬として使用されている。いままでよく使われていたベンゾジアゼピン系薬物とは異なる作用機序をもち,より生理的な睡眠をもたらすことができる薬物として期待されている。今回,ラメルテオンのより効果的な臨床治療の対象・方法を検討するために,われわれが外来・病棟治療で奏効した症例をケースシリーズとして報告した。症例は若年者例4例(行動起因性睡眠不足症候群3例,概日リズム障害・睡眠相後退型1例),高齢者例5例(精神生理性不眠症2例,せん妄3例)であった。検討の結果,ラメルテオンの好適症例としては,①生活リズムの乱れによる不眠・睡眠リズム障害,②身体合併症を有し薬物忍容性の低い高齢者の不眠,③高齢者のせん妄,などが挙げられると考えられた。
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