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クローン病に対するアダリムマブの治療効果と内視鏡的評価―10 例の検討―
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JPY
Abstract
背景・目的:アダリムマブは,ヒト型抗ヒトTNF–αモノクローナル抗体であり,クローン病の臨床症状だけでなく病変粘膜の改善も期待できる。しかしわが国において,アダリムマブの内視鏡的な検討は十分なされていない。対象・方法:クローン病患者10 例に対して半年間のアダリムマブ治療を行い,治療前後に症状の評価とともに内視鏡的評価を行った。結果:全例で活動性指標CDAI が改善し,寛解率(CDAI 150 未満)は78%(7/9 例)であった。内視鏡的評価でも全例にてスコアの改善が認められた。ただしCDAI で寛解に至っても内視鏡的に潰瘍の残存する症例が認められた。結論:アダリムマブは,クローン病の臨床症状ならびに病変粘膜を改善し,クローン病治療における一つの選択肢になりうる。また,クローン病の病状把握には,活動性指標だけでなく内視鏡検査の実施も重要である。
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/content/article/0289-8020/33120/1823