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2型糖尿病患者の血糖日内変動,食後のインスリン分泌に及ぼすミチグリニドとボグリボースの併用効果
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JPY
Abstract
目的:2 型糖尿病患者におけるミチグリニドとボグリボースの単独,またはその併用投与が血糖日内変動,食後のインスリン分泌動態に及ぼす影響について検討した。方法:血糖コントロールを目的に入院した6例の2 型糖尿病患者に対し,持続血糖モニターを用いて血糖日内変動を4日間連続で測定した。インスリン分泌動態は朝食3 時間後まで観察した。6例中3例は,初日は食事療法のみ,2日目はボグリボース0.6mg/ 日単独,3 日目はミチグリニド30mg/日単独,4 日目は両剤を併用投与し,残りの3 例は2 日目と3 日目の順番を入れ替えて実施した。結果:ボグリボースまたはミチグリニド単独投与で血糖日内変動は抑制されたが,併用投与はさらに血糖日内変動を抑制した。血糖日内変動幅の指標は,併用投与で食事療法時と比較し有意に減少した。食事療法時では初期インスリン分泌の低下を認め,インスリン分泌頂値は食後90 分であったが,ミチグリニドは初期インスリン分泌を改善し,インスリン分泌頂値を早めた。併用投与はミチグリニド単独投与と比較しインスリン分泌頂値と,食後60 分以降のインスリン分泌を減少させた。結論:ボグリボースとミチグリニドの併用投与はミチグリニド単独投与と比較し,少ないインスリン分泌量で効果的に食後血糖上昇を抑制することが示唆された。
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