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2 型糖尿病患者におけるミグリトール長期投与における血糖コントロール,体重変動,脂質代謝および肝機能への影響について
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JPY
Abstract
2 型糖尿病患者を対象として,α-グルコシダーゼ阻害薬ミグリトールの長期投与による血糖コントロール,体重変動,脂質代謝,肝機能および腎機能への影響を検討した。2 型糖尿病患者212 例(男性 138 例,女性 74 例)を対象にして,ミグリトール 150 mg/日の追加投与を行い(SU 薬 108 例,ビグアナイド薬 121 例,チアゾリジン薬 43 例,グリニド薬 10 例およびインスリン製剤 33 例),3 ヵ月,6 ヵ月,12 ヵ月後の随時血糖値,HbA1c(NGSP),体重,BMI,総コレステロール,LDL-C,HDL-C,TG,AST,ALT,血清クレアチニンおよび eGFR を測定した。HbA1c(NGSP)は投与 3 ヵ月目から有意に低下し,12 ヵ月後における低下量は,-0.77±1.26%(p<0.001)であった。体重の推移では,投与 3 ヵ月目から-1.0±3.2 kg(p<0.001)の有意な減少が認められ,12 ヵ月後においても-1.3±4.4 kg(p<0.001)の有意な減少が認められた。肝機能検査値では投与 3 ヵ月目でALT -3.9±23.1 IU/L の低下が認められた。また,消化器症状などによる服薬中止例はなかった。以上,ミグリトールは 1 年間の長期投与で血糖コントロール改善とともに,体重低下作用,脂質代謝改善作用などを有し,2 型糖尿病患者に有用な薬剤であることが示唆された。
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