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2 型糖尿病患者におけるシタグリプチンの諸種臨床指標に対する包括的改善効果
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JPY
Abstract
DPP‒4 阻害薬であるシダグリプチン50 mgで加療を行った2 型糖尿病患者193 例において,後ろ向きに諸種臨床指標のデータをサンプルして,その推移を統計学的に検討した。HbA1cは,3 ヵ月後には有意な低下を認め(p=0.0005),以後24 ヵ月後まで安定していた。血圧は,収縮期血圧130 mmHg 以上の群で15 ヵ月後に有意な低下を認め(p=0.044),拡張期血圧85 mmHg 以上の群では6 ヵ月後に有意な低下を認めた(p=0.002)。LDL‒cholesterol (LDL‒C)は,12 ヵ月後に有意な低下を認めたが(p=0.04),スタチン投与の有無や体重減少の有無による変化率の比較では有意差を認めなかった。体重,HDL‒C,eGFR,単核球数および好酸球数に有意な変化は認めなかった。シタグリプチンは,血糖,血圧ならびに脂質を改善させる効果を有しており,2 型糖尿病の包括的な管理に有用な薬剤であることが推察された。
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/content/article/0289-8020/35020/163