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肥満を伴う2型糖尿病患者に対するエキセナチド1日2回投与の有用性
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JPY
Abstract
目的:肥満を伴う2 型糖尿病患者に対するエキセナチド1 日2 回投与(BID)の有効性と安全性を検討するため,当院での治療成績を後ろ向きに調査,解析した。対象:2013 年8 月から2014 年1 月の間に当院にてエキセナチド10μg BIDの処方を受けた患者のうち,24週時のデータが解析可能であった29例。年齢54.8±11.1歳,BMI 34.2±6.4 kg/m2。10例はインスリン,9例はリラグルチドを使用。結果: エキセナチドの24 週投与により,HbA1cは投与前の7.98±0.27%から7.32±0.27%(p = 0.004)に,体重は投与前の93.3±3.5 kg から87.9±3.3 kg(p < 0.001)にそれぞれ有意に減少し,48 週後まで経過が観察できた22 例では,この改善が維持されていた。29例中25例(86%)が投与前に比べ24週後の体重が減少した。考察:エキセナチドBIDは,肥満を伴う2型糖尿病患者の糖代謝改善に加え,体重減少効果が期待できると考えられた。
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/content/article/0289-8020/35120/1107