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吸入ステロイド含有製剤治療中の成人気管支喘息患者を対象とした Adherence Starts with Knowledge 20を用いたアドヒアランスの障壁の検討
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JPY
Abstract
背景:長期管理が必要な気管支喘息の治療において,第一選択薬として吸入ステロイド(ICS)が使用されているが,その治療薬に対するアドヒアランスは良好とはいえない。アドヒアランス不良が喘息治療のアウトカムに与える影響は大きく,この改善が重要な課題となっている。本研究では,アドヒアランスに対する障壁を明らかにし,診療におけるコミュニケーションの改善を図るツールとして米国で開発されたAdherence Starts with Knowledge 20(ASK–20)を使用し,わが国の喘息患者におけるアドヒアランスの障壁を評価することを目的とした。方法:ICS含有製剤を長期使用中の喘息患者290例を対象に,多施設共同,非介入調査を東京都内の3 施設で実施し,日本で使用するために言語バリデーション工程を経て作成された日本語版ASK–20とAsthma Control Test (ACT),患者背景,服薬状況,喘息治療薬に対する満足度との関連を評価した。結果:障壁ありと判定された患者の頻度が高かった上位6 つのアドヒアランスの障壁は,①目標としている健康状態に近づいているのが分からないこと,②薬を服用するのを忘れること,③指示された服用回数を上回ったり,下回ったりすること,④1日に2回以上薬を服用するのは面倒であること,⑤自分の薬について分からないことを相談できる人がいないこと,および⑥ 1 日にあまりにも多くの薬を服用しなければならないことであった。また,ASK –20のスコアおよび障壁数はACT,服薬状況,喘息治療薬に対する満足度および年齢で分類された患者群を弁別することに有用な指標を与えた。結論:調査の結果,アドヒアランスの障壁として,自身の薬剤や治療のゴールの理解不足という認識的要因と,薬剤の服用の困難さに起因する実際的要因とが混在していることが示唆された。
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