No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
Sorafenibの投与後に外科治療を施行しえた進行肝細胞癌の4例
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
進行肝細胞癌に対してはさまざまなメカニズムに基づいた集学的治療が重要であり,そのなかでsorafenib の投与後に外科治療を施行しえた症例がまれに存在する。2008 年10 月から2013 年11 月に当科で経験した,肝細胞癌に対しsorafenib を単剤投与した89例のうち,4例でsorafenib 投与後に外科治療を施行しえた。いずれも初回治療として肝切除を施行し,症例1 は傍大動脈リンパ節転移,症例2 と症例3 は腹膜播種,症例4 はTACE不応の肝内再発病変に対しsorafenib を投与した。症例1 ~ 3 は病巣の安定が得られ病巣切除を施行した。症例4 は寛解が得られ,その後の肝内再発に対し再肝切除を施行した。症例1,2,4はsorafenib投与後3年以上の長期生存が得られ,症例3 は再手術の8 ヵ月後に肝内再発,腹膜播種をきたし,12 ヵ月後に死亡した。単発の傍大動脈リンパ節転移はまれであるが,病巣の局所コントロールが得られれば外科切除により長期生存の可能性がある。腹膜播種に関しても同様であり,局所コントロールにsorafenib が寄与した可能性がある。TACE不応例でもsorafenib により寛解が得られ,外科切除を施行しうる。
Full text loading...
/content/article/0289-8020/36040/371