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気管支喘息患者におけるビランテロールトリフェニル酢酸塩・フルチカゾンフランカルボン酸エステルドライパウダーインヘラーの使用実態下における安全性と有効性の評価-使用成績調査の報告-
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JPY
Abstract
目的:気管支喘息患者を対象として,フルチカゾンフランカルボン酸エステル・ビランテロールトリフェニル酢酸塩配合剤(レルベア®エリプタ®)の使用実態下における安全性と有効性の検討を目的に,使用成績調査を実施した。方法:気管支喘息と診断され本剤を初めて投与された患者を対象とし,観察期間は本剤投与開始から12 週間とした。安全性評価は副作用の発現状況,有効性評価は,調査担当医師による総合評価,喘息コントロールテスト(ACT)スコアの変化とした。結果:本調査における安全性解析対象症例835例中42例(5.0%)に副作用が認められ,主な副作用は発声障害16例(1.9%),口腔カンジダ症8 例(1.0%),口内炎および動悸が各3 例(0.4%)であった。有効性解析対象症例740 例における総合評価での有効率は94.6%(700/740 例)であった。観察期間終了時の投与開始時からのACTスコアの変化量は5.1±4.5(平均値±SD)で,臨床的に意味のある改善とされる,スコアの変化量が3以上の患者の割合は74.3%であった。結論:本調査の結果より,わが国における本剤の使用実態下での安全性および有効性が示唆された。
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/content/article/0289-8020/36050/455