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血糖コントロール不良な2型糖尿病患者における持続性エキセナチドの長期的効果の検討-高齢者の検討を中心に-
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JPY
Abstract
従来の治療で血糖コントロールが不良な患者において,持続性エキセナチドへの切替えを実施し,HbA1cおよび体重への影響を検討した。経口薬のみの治療もしくは他のGLP –1 受容体作動薬,またはインスリンで血糖コントロール不良かつCPRインデックスの基準を満たした2型糖尿病患者において,前治療薬を中止後,持続性エキセナチド2 mg/週を開始し,切替え後12 ヵ月時点の検査値を切替え前と比較した。主要評価項目はHbA1c,副次評価項目は体重とした。HbA1cは切替え前の9.0±0.3%から,12 ヵ月後には7.4±0.2% へと有意に低下した(p <0.001,paired t –test)。体重においても,切替え前が72.1±3.2 kg,切替え12 ヵ月後が67.8±3.0kgであり,有意な減少が認められた(p<0.001,paired t–test)。年齢(後期高齢者,前期高齢者,若年および中高年者)別にHbA1cおよび体重の変化量を検討したところ,HbA1c・体重ともにすべての年齢層において有意な減少がみられた。また,罹病期間別に検討したところ,10年以上においても10 年未満と同様のHbA1cの改善効果がみられた。わが国の実臨床において,他の経口血糖降下薬やインスリン治療で血糖コントロールが不十分であるが内因性のインスリン分泌能は保たれている2型糖尿病患者に対して,持続性エキセナチドは有望な次の一手となることが示唆された。
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