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エソメプラゾール20 mg とボノプラザン20 mg のGERD 症状改善効果の検討―無作為化並行群間比較試験―
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JPY
Abstract
目的:胃食道逆流症(GERD)症状を有する逆流性食道炎患者を対象に,プロトンポンプ阻害薬(PPI)であるエソメプラゾールとカリウムイオン競合型アシッドブロッカーであるボノプラザンのGERD 症状に対する改善効果を患者自己記入式問診票により検討する。方法:対象患者をエソメプラゾール20 mg 1日1 回投与群あるいはボノプラザン20 mg 1 日1 回投与群に無作為に割り付け,2 週後および4週後の被験者来院時にGlobal Overall Severity(GOS)問診票およびFrequency Scale for theSymptoms of GERD(FSSG)問診票によりGERD症状を評価した。結果:主要評価とした投与4 週後のGERD 総合症状改善率はエソメプラゾール群88.6%,ボノプラザン群58.1%,GERD 総合症状消失率はそれぞれ45.5%と34.9%で,改善率は有意にエソメプラゾール群が高かった。FSSG で評価した投与2 週後および4 週後のトータルスコア,酸逆流関連症状スコア,運動不全症状スコアには,両群に有意な差を認めなかった。またFSSG で評価した投与2 週後,4 週後の運動不全症状スコアの悪化率はそれぞれエソメプラゾール群6.8%,4.5%,ボノプラザン群27.9%,18.6%で,有意にボノプラザン群が高かった。結論:エソメプラゾール20 mg 1 日1 回4 週間投与は,ボノプラザン20 mg 1 日1 回4 週間投与と比べて症状を有する逆流性食道炎患者に対して高い症状改善効果を示し,さらに両薬剤の運動不全症状に及ぼす影響に差がある可能性が示唆された。
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/content/article/0289-8020/38100/973