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ミグリトール普通錠をOD 錠に変更することによる糖尿病患者の服薬アドヒアランスと血糖コントロールへの影響
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JPY
Abstract
外来通院中でミグリトール普通錠(50 mg または75 mg)を毎食直前に内服している2 型糖尿病患者23名を対象に,服用中のミグリトールをOD 錠(同用量)に変更した場合の服薬アドヒアランスや血糖コントロール状態について検討した。変更前と変更12 週後にOD錠に関するアンケートを実施し,OD 錠切替え時には普通錠の残薬確認を,以降12 週まで4 週ごとにOD錠の残薬確認を行い,服薬アドヒアランスと血糖コントロールへの影響を検討した。残薬数は28 日分換算で,変更前1 人あたり6錠(中央値)であったが,変更12 週後2 錠(中央値)と有意に減少した(p<0.05)。さらに変更前「残薬あり」と回答した患者数は変更後,有意に減少した(p<0.05)。一方,HbA1c(n=23)は変更前6.9±0.5%から変更12 週後6.9±0.5%,1,5‒AG(n=17)は変更前16.6±7.0μg/mL から変更12 週後16.6±6.4μg/mL とそれぞれ有意な変化を認めなかった。残薬数の変化と1,5‒AG の変化量には有意な負の相関が認められた(r=-0.49,p<0.05)。また,患者アンケートではOD 錠に変更した結果,飲み忘れが少なくなった患者が4 名(17%),薬剤服用時に水を用意しなければならない負担感が減った患者が9 名(39%)であった。ミグリトールOD 錠は2 型糖尿病患者の食前の服薬負担感を軽減し残薬を減少することが示唆され,服薬アドヒアランス向上のための新たな選択肢となり得ると考えられた。
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/content/article/0289-8020/38110/1127