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非接触バイタル計測マイクロ波センサーでチルトテーブルテスト中の心拍変動を解析し得た神経調節性失神
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JPY
Abstract
非接触バイタル計測マイクロ波センサーを用いて得られた心拍数から,心拍変動指標(HRV)を算出する非接触心臓自律神経測定検査解析システムを開発している。本システムにより,心臓自律神経活動の変化を良好に検出し得た症例を報告する。症例は20 歳,女性。主訴,失神。精査加療目的で当病院を受診した。失神により立位を保てず仰臥位に倒れて意識は回復した。諸検査にて異常を認めなかった。病歴から反射性失神(神経調節性失神)が疑われ,チルトテーブルテスト(HUT)を施行した。HUT検査中に非接触心臓自律神経測定検査解析システムと心電図(ECG)の同時連続測定を行った。非接触心臓自律神経測定検査解析システムは,マイクロ波センサーの信号を0.5 ~ 2.5 Hz のバンドパスフィルタにて処理し,心拍信号を抽出後ピーク検出法によりRR間隔を算出した。本症例は,HUTで心抑制型の反射性失神と診断された。HUT中における非接触心臓自律神経測定検査解析システムで得られた波形とECG波形を比較した。両者から得られたHRVには良好な相関が認められた。結語;本症例のHUT中の所見から,非接触バイタル計測マイクロ波センサーによるHRV測定は,反射性失神症例の診断・治療に有用である可能性があると示唆された。
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