No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
エドキサバン口腔内崩壊錠(OD 錠)官能評価の臨床研究
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
エドキサバン錠をすでに服用している非弁膜症性心房細動患者を対象とし,エドキサバン口腔内崩壊錠(OD 錠)を服用したときの官能評価を目的に,本研究を実施した。本研究への参加に際して,すべての研究対象者から文書で同意を取得した。研究開始前からエドキサバン錠30 mg を服用中の研究対象者にはエドキサバンOD 錠30 mgを,エドキサバン錠60 mg を服用中の研究対象者にはエドキサバンOD 錠60 mg を処方し,それぞれ「水なしで服用」または「水ありで服用」にランダムに割り付けた。エドキサバンOD 錠を服用後,研究対象者が「官能評価アンケート」(12 項目)に回答した。エドキサバンOD 錠の満足度の評価では,エドキサバン錠と「変わらない」と回答した研究対象者の割合が52.8%,「満足」と回答した割合は34.9%であり,比較的満足度は高い結果であった。エドキサバンOD 錠の利便性および安心感の評価では,「変わらない」と回答した研究対象者が約半数で,残りの半数は良い印象の回答であった。味や香り,飲みやすさ,継続性もおおむね問題がないとの評価であった。識別性は,「わかりやすい」と「わかりにくい」の回答が半数ずつであった。エドキサバンOD 錠への「変更を希望する」と回答した研究対象者の割合は49.5%であった。「水あり」で服用した場合,満足度,味・香り,飲みやすさの評価は「水なし」の場合より良い傾向があり,変更を希望する回答も多かった。以上,本官能評価の結果,エドキサバン錠と比較したエドキサバンOD 錠の満足度,味や香り,飲みやすさ,服用の利便性,継続性および安心感に対する評価は,全般的に高いことが示された。エドキサバンOD 錠は,服薬アドヒアランスの向上や治療効果の改善への寄与が期待できる剤形であると考えられた。
Full text loading...
/content/article/0289-8020/39050/399