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認知症の早期発見につながった地域の介護予防事業における薬剤師の認知症啓発活動の実績
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JPY
Abstract
背景:地域の介護予防事業として名古屋市では65 歳以上の高齢者を対象とした高齢者はつらつ長寿推進事業を実施している。目的:介護予防事業において薬剤師が認知症セミナーと認知症初期症状の自己チェックを推奨することで,参加者の認知症早期診断のための受診に与える影響を検討した。方法:2015 年10 月9 日~2017 年1 月16 日に,認知症セミナーの参加者194 名に認知症自己チェックを実施した。セミナー2 ヵ月後にかかりつけ医,もしくはもの忘れ相談医への受診状況を調査した。結果:認知症自己チェックで該当者が多かった項目は,「物の名前が出てこない」が129 名(66.5%),「物を置いた場所を忘れる」が106 名(54.6%),「2 つのことが一度にできない」が58名(29.9%)であった。セミナーから2 ヵ月後までに医療機関を受診した参加者は12 名であり,そのうち3 名にドネペジル塩酸塩が処方されていた。結論:高齢者はつらつ長寿推進事業における認知症自己チェックは,自立している高齢者の中に潜在している軽度認知障害の高齢者が受診を考えるきっかけになると考えられた。
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