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心肺運動負荷試験と心エコーの同時評価をした労作時に欠伸(あくび)が多発する心不全患者の1 例
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JPY
Abstract
欠伸(あくび)が多発し,運動療法の継続困難な心不全患者に対し,治療方針を決定する目的で心肺運動負荷試験(CPX)と心エコー図検査(心エコー)を同時に実施した症例を経験した。症例は80 歳代の男性。基礎心疾患に虚血性心疾患,弁膜症(大動脈弁閉鎖不全症と僧帽弁閉鎖不全症)がある。心不全(左室駆出率64%,BNP 218.5 pg/mL)の運動療法中に欠伸の多発と血圧低下により治療の継続が困難であった。CPX と心エコーの同時評価を行ったところ,負荷時に弁膜症の悪化,嫌気性代謝閾値以降の拡張能の増悪を認めた。血圧低下ならびに欠伸出現時,心エコーから推定した体血管抵抗は低下していた。β遮断薬をカルベジロールからビソプロロールに変更したところ症状の改善,運動療法の継続が可能となった。CPX と心エコーによる同時評価は限界もあるが,運動療法の継続困難な症例の評価の方法の一つと考えられた。
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/content/article/0289-8020/41010/41