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ミロガバリンを新規に処方された患者に対する保険薬局における使用実態調査
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JPY
Abstract
本研究では,末梢性神経障害性疼痛治療薬ミロガバリンの服薬指導の具体的な方法につなげる予備的検証を行うため,ミロガバリンを新規に処方された患者の服薬状況を服薬指導記録から後方視的に調査した。2019 年4 月~2020 年4月までにミロガバリン錠を新規に処方され,服用後4週までの服用状況を調査できる患者88名の疼痛スコアの変化と副作用を調査した。30%レスポンダーは45.9%,50%レスポンダーは34.4%であった。副作用の症状は「ねむけ」と「ふらつき」が最も多く,男性に比較して女性に多い結果であった。効果を実感した患者は59名であり,そのうち1 週および2 週までに効果を感じた割合は,それぞれ81.3%および94.9%であった。副作用を実感した患者は38 名であり,そのうち,数日までに副作用を感じた割合は94.7%であった。 今回,保険薬局で行ったミロガバリン使用実態調査の結果から,副作用は効果に比較して早い時期に発現することが示唆された。薬剤師があらかじめ想定される効果の発現時期と副作用の種類や発現時期を毎回の服薬指導でチェックすることは,服薬状況の経時的な確認に役立つと考える。今後はさらに多くの保険薬局の協力を得て,共通の評価項目を用いた使用実態調査を実施し,標準化した服薬指導の資料作成に寄与することを目指したい。
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