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心外膜の癒着を伴う心外膜起源心室頻拍に対し,左側胸部開胸下にカテーテルアブレーションを行った1例
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JPY
Abstract
症例は70 代男性。拡張型心筋症を基礎心疾患とする心室頻拍(VT)に対し,2013 年と2014年に心内膜,心外膜アブレーションを行い,植込型除細動器(ICD)を植え込んでいる。その後左室(LV)summit領域起源と思われる非持続性心室頻拍は残存していたが,ICDの作動はなく経過していた。2020年末頃よりICD作動を繰り返すようになり薬剤抵抗性であったため再アブレーションを行った。心室頻拍はⅠ誘導(-)下方軸右脚ブロック(RBBB)type のVT1,Ⅰ誘導(+)上方軸左脚ブロック(LBBB)type のVT2,Ⅰ誘導(+)下方軸LBBB type のVT3の計3種類が誘発され,特にVT2が容易に誘発され血行動態が破綻した。VT3 は心内膜から治療可能であったが,VT1/2 は心外膜起源であったため,心窩部から心外膜にアプローチしたが,心外膜が癒着しており治療を断念した。しかし,その後もICD作動を繰り返したため左側胸部から小切開を行い,癒着を剥離したうえで開胸下にアブレーションを行った。VT2は下壁基部領域で良好なpace mapが得られ,同部位周囲を焼灼した。VT1と同波形の心室期外収縮の最早期はLV summit領域であったが,最早期興奮部位は冠動脈左回旋枝の直上であったため冠動脈を避けて再早期部位の周囲を焼灼した。治療後はICD適正作動を認めず経過している。心外膜の癒着を伴う心外膜起源心室頻拍に対し左側胸部小切開にて開胸下にカテーテルアブレーションを行った稀有な症例を経験したため報告する。
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/content/article/0289-8020/42090/631