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看過できない生命予後にかかわる「息切れ」に対するアプローチ
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JPY
Abstract
息切れは加齢に伴って自覚される一般的な症状の一つであるが,その背景には生命にかかわる重大な疾患が潜んでいる可能性がある。息切れの原因は循環器疾患と呼吸器疾患が大半を占めており,高齢者では合併していることが多い。中でも心不全とCOPD は見過ごされやすく,発見や治療介入の遅れにより生活の質の悪化や健康寿命の短縮につながる恐れがある。そのため,可能なかぎり早急に対処し,疾患の進行を抑制することが非常に重要である。息切れへの対処としては,緊急度を判断したうえで原因疾患の鑑別とその治療を行い,専門的検査の必要性や増悪が生じた場合は適切な診療科専門医へ引き継ぐことが重要である。高齢者では複数の基礎疾患・病態を合併していることが多いため,一つの疾患のみならず他の疾患も見過ごさないよう注意が必要である。
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