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ペマフィブラートによる随時トリグリセライド値とLDLコレステロール値へ及ぼす影響
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JPY
Abstract
背景:2022 年の動脈硬化性疾患予防ガイドラインでは随時のトリグリセライド(TG)値高値が心血管イベントのリスクになりうるとする新たな基準が追加された。一方でPROMINENT試験では2 型糖尿病患者におけるTG 降下は心血管イベントの抑制にはつながらなかった。日常臨床でも高TG 血症に対してペマフィブラートを投与した際にLDL コレステロール(LDL‒C)が上昇するケースを経験する。今回ペマフィブラート投与による随時TG 値の変化とLDL‒C値への影響について検討を行った。 方法および結果:ペマフィブラートを投与したすべての患者群から直接法ではLDL‒C 値に影響するとされているTG 値が1000 mg/dL を超えるものは除外し,投薬前後でのTG 値とLDL‒C値の検討を行った。スタチン投与の有無にかかわらず,ペマフィブラート投与によりTG 値は有意に減少した(p<0.0001)。また直接法でのLDL‒C 値はスタチン投与群,非投与群ともに有意に上昇した(p=0.003,p=0.005)。 結語:随時の高TG 血症に対してペマフィブラートを投与することでTG 値は下がるものの,LDL‒C 値は上昇した。リスクファクターをコントールするためにはTG 値のみならずTG値改善後のLDL‒C 値を正確に評価する必要があると考えられた。
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