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二次出版 COPDの段階的マネージメント-気管支拡張療法の次の戦略は?-
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JPY
Abstract
長時間作用性抗コリン薬(LAMA)と長時間作用性β2刺激薬(LABA)の併用による吸入気管支拡張療法は,現在,慢性閉塞性肺疾患(COPD)に対する治療の主流となっている。治療ガイドラインでは,LAMA/LABA*併用療法への吸入ステロイド薬(ICS)の追加は,頻回または重度の増悪かつ血中好酸球数高値例,あるいは喘息の合併例のみに推奨されている。しかし,リアルワールドデータからは,臨床医がこの指針を遵守しておらず,ICS が頻繁に過剰使用されていることが示唆される。これはおそらく,LAMA/LABA 併用療法で十分な効果が得られない場合,治療レジメンにICS を追加することが次の治療として合理的であるという誤った思い込みによるものであろう。このナラティブレビューでは,国際的およびドイツ,スペイン,日本の国ごとのガイドラインの推奨事項について解説し,実臨床におけるLAMA/LABA およびICS の使用に関するリアルワールドデータとの比較を行う。また,LAMA/LABA への上乗せ療法を行う際の臨床的指針について,①LAMA/LABA 併用療法にもかかわらず症状が改善しない(しかし増悪は認めない)患者,②LAMA/LABA併用療法にもかかわらず引き続き増悪を認め,血中好酸球数が高値を示す患者,③LAMA/LABA併用療法にもかかわらず引き続き増悪を認めるが,血中好酸球数が高くなく,喘息も合併していない患者,と表現型別に示す。 (本総説はTher Adv Respir Dis 2023;17:1‒15※に出版された総説を翻訳した二次出版である。翻訳にあたり新たに追加した情報は,注釈として示した。)
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