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嵌頓整復後の鼠径部膀胱ヘルニアに対するTAPP法施行の2例
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JPY
Abstract
鼠経ヘルニア嵌頓整復後のCT検査で鼠径部膀胱ヘルニアと診断し,transabdominal preperitoneal repair (TAPP)法を安全に施行した2例を報告する。症例1は72歳男性。以前から右鼠径部膨隆を認めていたが,突然の右鼠径部痛が出現し当科受診。右鼠経ヘルニア嵌頓が疑われた。症例2は86歳男性。症例1と同様に以前から右鼠径部膨隆を自覚していた。突然の右鼠径部痛が出現し右鼠径ヘルニア嵌頓が疑われた。2症例とも整復直後のCT検査で右鼠径ヘルニアを認め,ヘルニア内容は膀胱であり腸管に異常所見は認めなかった。術中診断はいずれも腹膜側型の鼠径部膀胱ヘルニアであり,腸管の性状は問題なかった。鼠径部膀胱ヘルニアで膀胱を損傷せずより安全にTAPP法を行うには,術前CT検査で膀胱ヘルニアを診断し,鏡視下で膀胱下腹筋膜を正確に認識しながら剥離することが肝要である。
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/content/article/0289-8020/45060/383