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JPY
Abstract
間葉系幹細胞の免疫抑制作用は以前より細胞実験レベルでは知られていたが,臨床血液学の分野で注目されるようになったのは2004 年の『Lancet』に掲載された1例報告からである.造血幹細胞移植後の重症難治性GVHD に間葉系幹細胞を投与したところ,著効したというものであった.その後も同グループは症例数を積み上げ,ヨーロッパ血液・骨髄移植グループ(EBMT)の第II相臨床試験として2008 年に55 例の成績を同じく『Lancet』に報告した.この報告を見る限りは奏効率が70% と高く,ステロイド抵抗性のGVHD に対する治療選択肢の1つとなりうると考えられる.間葉系幹細胞を薬剤の代わりに使用している点で,全く新しい治療法である.
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