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JPY
Abstract
日本女性の晩産化により,婦人科がん患者の妊孕性温存治療の重要性が増している。子宮頸癌ⅠA 1 期は円錐切除術のみで妊孕性温存が可能だが,欧米でⅠA 2 期,ⅠB 1 期に行われている広汎子宮頸部摘出術は日本の子宮頸癌治療ガイドラインでは推奨されていない。今後も子宮頸癌はHPV ワクチンにより予防可能な疾患なので,この術式が普及することはないであろう。内膜に限局した高分化型子宮体癌に対しては,わが国の第Ⅱ相試験の結果から高用量medroxyprogesteroneacetate投与により妊孕性温存治療が可能である。卵巣がんに関しては,明細胞腺癌以外の高分化,中分化腺癌ⅠA期に対しては妊孕性温存手術が安全に行えるが,わが国の多施設共同研究の結果から,明細胞腺癌ⅠA期と明細胞腺癌以外の高分化,中分化腺癌ⅠC 期に対しても化学療法を追加することにより妊孕性温存治療が可能かもしれない。
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/content/article/0385-0684/42030/276