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FOLFIRINOX 療法の標準投与量の実施のためにG-CSF の予防投与を施行した膵臓癌の2 症例
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JPY
Abstract
全身状態のよい切除不能な膵臓癌患者に対して,最近FOLFIRINOX 療法が一次治療として推奨されている。gemcitabineおよびS-1 に不応性の膵臓癌に対して,G-CSF の予防投与により標準治療量でFOLFIRINOX 療法を投与できた2症例を経験したので報告する。FOLFIRINOX療法では,多くの患者でグレード3〜4 の好中球減少症が起こることが知られている。FOLFIRINOX療法の適正使用において,G-CSFの予防投与による投与量の増強は推奨されていない。しかし一般的に,G-CSF の予防投与は好中球減少症のリスクの高い患者には推奨されている。一方,5-FU の急速静注のないmodifiedFOLFIRINOX療法は安全性の改善されたレジメンであり,その有効性を示す報告もある。今後,FOLFIRINOX 療法における好中球減少症に対して,modified FOLFIRINOX 療法の生存期間とG-CSF の予防投与を伴っての標準治療量を行った患者の生存期間を比較した臨床試験の結果に期待したい。
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