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DCF 療法による導入化学療法と化学放射線療法が著効した高度進行食道癌の1 例
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JPY
Abstract
cT4 食道癌においては化学放射線療法(CRT)が標準療法とされるが,その生命予後は不良である。今回われわれは,気管狭窄を伴うcT4 頸部食道癌に対して導入化学療法後のCRT が著効した症例を経験したので報告する。症例は61 歳,女性。呼吸苦および嗄声を契機に,切除不能高度進行頸部食道癌(cT4N2M0,cStage Ⅳa)と診断された。DCF 療法による導入化学療法を2 コース施行し,著明な腫瘍縮小を得た後にCRT を施行した。CRT 施行後,weekly PTX療法を7 か月,S-1投与を5 か月継続したがCR を維持したため,以降は無治療で経過観察している。治療開始から22 か月にわたり無増悪生存中である。導入化学療法後のCRT は,本症例のような高度進行食道癌に対する有効な治療法となり得るものと考えられた。
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/content/article/0385-0684/42090/1103