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肺癌術後再発のPS 不良超高齢者患者に対しアレクチニブが奏効維持している1 例
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JPY
Abstract
症例は89 歳,女性。原発性肺癌のため右上葉切除ND2a‒2 を行い,術後病理診断で腺癌,pT1bN1M0,stage ⅡA であった(EGFR 変異陰性)。術後1 年7 か月に縦隔リンパ節再発に対して放射線治療,術後3 年2 か月に新規の肺門縦隔リンパ節再発を認め,一次治療としてペメトレキセド単剤(500 mg/m2,3 週毎)×10 コース施行した。完全奏効を維持され,嘔気が強く投与中止となり,その後10 か月間に新規病変は認めずフォロー終了となった。術後7 年9 か月に胸部異常陰影で紹介され,精査の結果,胸膜播種および肺内・肺門縦隔リンパ節・副腎・骨転移を認めた。全身状態(performance status: PS)は不良であったが(PS 4),ALK 融合遺伝子陽性であったため再発二次治療としてアレクチニブ(600 mg/日)を開始した。現在,1 年2 か月(術後9 年,初回再発後7 年5 か月)経過し,完全奏効を維持したままPS 2 程度で投与継続中である。PS不良な超高齢者に対してアレクチニブが奏効した症例を経験したので報告する。
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/content/article/0385-0684/48080/1053