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遺伝カウンセリングが有用であった遺伝性乳癌の 2 症例
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JPY
Abstract
はじめに: 今日の遺伝性乳癌発見の増加に伴い,遺伝カウンセリングの重要性が指摘されている。われわれは,同時期に 2 例の 32 歳,未婚女性,BRCA 遺伝子変異陽性症例を経験したので,個々の対応につき報告する。症例 1: 主訴は右乳房腫瘤を自覚した。乳癌の家族歴 3 人あり。BRACAnalysis 検査にて BRCA2 変異陽性であった。手術は乳房切除術+腋窩郭清術を施行した。術前遺伝カウンセリングを受診し,卵子を凍結保存した。症例 2: 主訴は検診時石灰化を指摘された。乳癌家族歴 3 人あり。BRACAnalysis 検査にて BRCA1 変異陽性であった。手術は皮下乳腺全摘+センチネルリンパ節生検を施行し,病理診断は DCIS であった。遺伝カウンセリングの結果,卵子の凍結保存は希望されなかった。考察: 本症例では,組織型,病期,サブタイプ,BRCA 変異部位などが異なり,遺伝カウンセリングや多職種チームの介入により個々の病状に即して細やかな対応が行われた。
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/content/article/0385-0684/48130/1589