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BRCA2 遺伝子に病的バリアントを有する進行卵巣癌と左乳癌を重複した1 例
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JPY
Abstract
症例は49歳,女性。腹痛で撮影したCT で腹膜播種(疑)と左乳房腫瘤を指摘された。家族歴はなし。乳腺超音波検査では左C 区域に13 mm 大,左BD 区域に12 mm 大の腫瘤を認め,針生検にて左乳癌[左C: 浸潤性乳管癌(硬性型),左BD: 粘液癌,左C・BD ともにER 陽性,HER2 陰性]と診断された。画像検査で腹膜播種疑い。両側卵巣に一部造影効果のある充実部を伴う囊胞性病変を認めた。卵巣癌Stage ⅢC,左乳癌Stage Ⅰの診断に至った。卵巣癌に対し試験開腹を施行し,漿液型腺癌(高悪性度)の診断を得た。卵巣癌術前化学療法としてパクリタキセル+カルボプラチン(TC 療法)2 コースを行った後に腫瘍減量手術を施行し,病理組織で右卵巣とリンパ節1 個に漿液型腺癌を認めた。術後はTC 療法+ベバシズマブを施行し,左乳癌に対しアナストロゾール内服を開始した。また,BRCA2 遺伝子に病的バリアントがあることが判明した。卵巣癌術後化学療法が終了したため左乳癌に対し左乳房全切除術+センチネルリンパ節生検を施行し,pT2N1miM0,pStage ⅡB,Luminal と診断した。左乳癌術後に乳癌に対しアナストロゾール内服,卵巣癌に対しオラパリブを内服し経過観察中である。
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