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JPY
Abstract
ビスホスホネート製剤は1990 年代後半に転移性骨疾患患者の骨関連事象(SRE)の頻度を低下させる目的で導入され,2010 年代になり別種類の骨修飾薬として抗RANKL 抗体も登場した。いずれも破骨細胞のアポトーシスを誘導し,本邦では骨転移を伴った固形がんと多発性骨髄腫に対して使用されている。骨微小環境構成細胞には破骨細胞以外にも骨芽細胞,血管内皮細胞,免疫細胞など多岐にわたる細胞が含まれ,がん細胞と時空間的にダイナミックで密接な相互作用をすることで骨転移巣が形成されていくことが明らかにされている。がん細胞がどのような経路や微小環境因子を用いて骨コロニー形成を促進するように進化してくるかを理解することで,個々の症例における治療戦略立案が最適化され,正確な分子ドライバーのさらなる解明と創薬へとつながっていくことを期待したい。
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