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肛門管癌直腸切断術術後局所再発に対して腹腔鏡下子宮,膣合併切除を行った1 例
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JPY
Abstract
症例は80 歳台,女性。現病歴は下血を主訴に当院を受診し,下部消化管内視鏡検査で肛門管癌と診断した。初回手術はロボット支援下腹会陰式直腸切断術(D3 郭清),両側側方リンパ節郭清を施行した。病理診断は,肛門管癌,muc>por1>tub2,pT3N1bM0,pStage Ⅲb であった。術後1 年目のCT 検査で会陰部の軟部組織に腫瘤を認め,PET‒CT 検査にて異常集積を伴っており,局所再発と診断した。同時に上行結腸にも異常集積を伴う腫瘤を認め,下部消化管内視鏡検査で上行結腸癌と診断した。どちらも根治切除が可能と判断し,手術の方針とした。まず,腹腔鏡下に回盲部切除術を施行した。会陰部の内診で局所再発病変は会陰部の軟部組織から膣後壁,子宮頸部へ浸潤し一塊となっていたため,腹腔鏡下に子宮および膣後壁を合併切除することで局所再発巣を摘出した。病理結果にて上行結腸癌,tub1,pT1bN1aM0,pStage Ⅲa,肛門管癌再発と診断した。術後経過は良好で,術後6 か月で再発の兆候は認めない。肛門管癌の他臓器浸潤を認める局所再発に対して,腹腔鏡下に切除可能であった1 例を経験した。
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/content/article/0385-0684/50030/354