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直腸癌に対する腹腔鏡下ハルトマン手術後に絞扼性腸閉塞を合併した1 例
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JPY
Abstract
症例は98 歳,女性。血便精査のため当院を紹介受診した。下部消化管内視鏡検査にて,直腸Rb に全周性の2 型腫瘍を指摘された。進行直腸癌と診断し,D2 郭清を伴う腹腔鏡下ハルトマン手術を施行した。腹腔内経路でストーマを造設した。術後,絞扼性腸閉塞を合併し緊急手術を行った。挙上結腸の外側から骨盤底に落ち込んだ小腸が,挙上結腸に締め付けられる形となって絞扼していた。腸閉塞解除術,小腸部分切除術を行った。術後は併存疾患の大動脈弁狭窄症が増悪したため術後32 日目に死亡した。ハルトマン手術や直腸切断術において腹腔鏡下にストーマを造設する際,腹腔内経路でのストーマ造設後に挙上結腸に起因した内ヘルニア(internal hernia associated with colostomy: IHAC)はまれに起こり得る合併症だが,絞扼性腸閉塞に至った報告例は少ない。ストーマ造設の際には,各症例に応じた造設経路の選択が肝要と考えられた。
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/content/article/0385-0684/50030/384