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SEMS 留置1 年3 か月後に根治切除が可能であった閉塞性直腸癌の1 例
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JPY
Abstract
はじめに: SEMS 留置後のbridge to surgery は通常数週間以内に行われる。SEMS 留置の1 年3 か月後に切除を行った直腸癌の1 例を経験したため報告する。症例: 患者は89 歳,男性。他院でS 状結腸癌を指摘,手術を希望せず。3 年7 か月後に他院でSEMS を留置した。4 年10 か月後に当院で腸閉塞と診断,大腸内視鏡でSEMS は閉塞しておらず,弛緩性便秘も疑われた。原発巣を切除し,下行結腸で人工肛門を造設した。考察: 閉塞性大腸癌に対するbridge to surgery はSEMS留置後,数週間程度で行われる。自験例では長期間経過後に切除を行った。その間,閉塞や穿孔などの合併症を認めなかった。また,癌組織の圧排による脈管侵襲の増加などが危惧されるが,自験例では脈管侵襲軽度であり,遠隔転移や他臓器浸潤を認めなかった。結語: SEMS は長期留置が可能である場合もあり,癌の進行を必ずしも来さない。
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/content/article/0385-0684/50030/407