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大腸癌腹膜播種症例に対するCRS+HIPEC における術前予後予測因子の検討
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JPY
Abstract
大腸癌腹膜播種は転移部位のなかで最も予後が悪く,全生存期間の平均は6 か月未満と報告されている。これらに対し,近年腫瘍減量手術(cytoreductive surgery: CRS)+腹腔内温熱化学療法(hyperthermic intraperitoneal chemotherapy:HIPEC)の有用性を示す報告が散見されるが,エビデンスは限定的である。今回われわれは,CRS+HIPEC を行った症例を後方視的に検討した。2014 年8 月~2017 年12 月に東京医科医大学病院および戸田中央総合病院にてCRS+HIPEC が施行された21 例を対象とした。長期生存群と短期生存群に分けて解析を行い,術前治療効果予測因子について検討した。手術方法はopen 16 例/Lap 5 例であった。これらのうち10 例に完全切除が得られた。術後90 日以内の死亡はなく,全生存期間の中央値は17.0 か月,1 年生存率は65% であった。無増悪生存期間は11.0 か月であった。長期生存群と短期生存群を予測する多変量解析において,性別,局在,P が独立した治療効果予測因子となった。CRS+HIPEC 療法は有効な治療選択肢の一つであると考えられた。
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/content/article/0385-0684/50030/410