No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
PD-L1 陽性癌関連線維芽細胞の免疫チェックポイント阻害剤のバイオマ-カ-としての可能性
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
近年は本邦でも食道癌に対する免疫チェックポイント阻害剤(immune checkpoint inhibitors: ICIs)の適応が拡がっており,切除不能進行・再発食道癌に対する一次治療からのICIs の使用が推奨されている.一方で,癌関連線維芽細胞(cancerassociated fibroblasts: CAFs)は癌微小環境を構成する主要な細胞であり,その存在は予後不良因子として報告されている.CAFs は腫瘍促進的な機能を有しており,近年では腫瘍免疫との関連も報告されている.われわれは,食道癌臨床検体においてprogrammed cell death ligand 1(PDL1)陽性CAFs の存在を確認し,予後不良因子であることを報告した.また,癌細胞とCAFs は互いにPDL1発現を上昇させ,腫瘍内を免疫抑制状態へ誘導していることを示した.このような癌微小環境下においては,PDL1陽性CAFs を治療標的とすることで,より効率よく腫瘍縮小効果を期待できる可能性がある.
Full text loading...
/content/article/0385-0684/51090/865